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6.1 独自コマンドの使い方

MDASでは以下の独自コマンドを用意しています。
表 6.1: 独自コマンド一覧
名前 概要
lpall ファイルをプリンタに出力する
userinfo ユーザの情報を表示する
modify_userinfo ユーザ情報を変更する


6.1.1 lpallコマンド

lpallコマンドを使用することでPS・PDF・テキストファイルの片面・両面印刷を簡単に行うことができます。
使用方法
    $ lpall -d <プリンタ名> [-L|-K] <ファイル名>
オプション
    -d: プリンタ名を指定するためのオプション、次のプリンタを利用できます:
        nwp-m1(南棟共同利用室B)
        nwp-sb(すばる棟共同利用室)
        nwp-al(ALMA棟共同利用室)
    -L: 長辺綴じ両面印刷を行うためのオプション
    -K: 短辺閉じ両面印刷を行うためのオプション
使用例
    $ lpall -d nwp-m1 test.ps(test.psをnwp-m1で片面印刷)
    $ lpall -d nwp-m1 -L test.pdf(test.pdfをnwp-m1で長辺綴じ両面印刷)


6.1.2 userinfoコマンド

userinfoコマンドを使用することで現在のログインシェルの種類(初期状態ではbash)、登録メールアドレス、名前(GECOS) を表示することができます。ユーザ情報の表示にはMDASのパスワードを入力する必要があります。
使用方法
    $ userinfo 
使用例
    $ userinfo
    Enter LDAP Password:
    loginshell: /bin/bash
    mail: your_account@nao.ac.jp
    gecos: Your Name


6.1.3 modify_userinfoコマンド

アカウント申請時に設定したパスワード、登録メールアドレス、ログインシェルの種類をmodify_userinfoコマンドで変更できます。
使用方法
    $ modify_userinfo -h | -p | -m <your_mail_address> | -s <login_shell> | -v 
オプション
    -h ヘルプメッセージを表示し終了します。
    -p パスワードを変更します。
    -m システムに登録されたメールアドレスを変更します。
    -s ログインシェルを変更します。指定可能なシェルは以下の通りです。
      /bin/bash (/usr/local/bin/bash) 
      /bin/tcsh (/usr/local/bin/tcsh)
      /bin/csh
      /bin/ksh
      /bin/sh
      /bin/zsh (/usr/local/bin/zsh)
    -v バージョンを表示し終了します。
なおパスワードは下記のルールに従って設定して下さい。パスワード忘れによる再設定が必要な場合は管理者までご連絡下さい。
パスワード作成ルール:
    英小文字,英大文字,数字,記号のうちから 2 種類以上を組み合わせ、12 文字以上



ADC
2023-10-17