Subsections


4.3 MDAS専用端末の利用方法

MDAS専用端末4.2は、対話型データ解析サーバ群へのSSH接続と簡易な処理を行うために構築された計算機群です。大容量ファイルシステム領域(/lfs[01-16])とデータ移行用NFS領域(/ext_nfs[1-3])がNFSマウントされているため、効率的にデータを端末にダウンロードすることも可能です。


4.3.1 システム構成

MDAS専用端末は、すばる棟共同利用室に設置された端末「sbt[01-10].ana.nao.ac.jp」10台と、ALMA棟 101号室に設置された端末「alt[01-08].ana.nao.ac.jp」8台から構成されています。デスクトップPCとコンパクトPCが、それぞれの部屋に設置されています。OSとしてRocky Linux 9がインストールされています。

表 4.7: MDAS専用端末(デスクトップPC)諸元
ホスト名 (sbt[01-05]|alt[01-05]).ana.nao.ac.jp
機器 DELL Precision 3650
台数 10台
OS Rocky Linux 9
CPU Intel Xeon E5 W-1950 3.3 GHz 6 core
メモリ DDR4-3200 DIMM 16GB
表 4.8: MDAS専用端末(コンパクトPC)諸元
ホスト名 (sbt[06-10]|alt[06-08]).ana.nao.ac.jp
機器 Minisforum UM580B
台数 8台
OS Rocky Linux 9
CPU AMD Ryzen 7 5800H 8C/16T 3.2GHz
メモリ DDR4-3200 DIMM 16GB


4.3.2 ログイン方法

MDAS専用端末を利用するためには、MDASのアカウントが必要です。端末へのログイン方法は次のとおりです。

  1. ユーザ名入力欄にMDASのアカウントを入力する。
  2. パスワード入力欄が表示されるので、MDASのパスワードを入力する。


4.3.3 利用可能なディスク領域

MDAS専用端末では次のディスク領域を利用できます。
表 4.9: MDAS専用端末で利用可能なディスク領域
領域名 マウントポイント 容量/マウントポイント ソフト・ハードリミット データo保持期間
大容量ファイルシステム領域(NFS) /lfs[01-16] 102TB 30TB・32TB 12ヶ月
データ移行用NFS領域 /ext_nfs[1-2] 393TB 9TB・10TB 無し
データ移行用NFS領域 /ext_nfs3 306TB 9TB・10TB 無し


4.3.4 アクセス制限

情報セキュリティ対策のため、MDAS専用端末へのSSH接続は許可しておりません。また端末から天文台ネットワーク内の他のシステムの機器への接続(ssh、scp、rsync等)も許可しておりません。

ADC
2023-10-17