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emacsでibusを利用した日本語入力を行うには?の変更点

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!!!emacsでibusを利用した日本語入力を行うには?
{{category 多波長解析システム全体(サーバ、WS),解析サーバ(anam*、anah*),端末ワークステーション(alws*、sbws*)}}


解析サーバー、端末ワークステーションには、2種類のemacs(ver.22, ver.23)が
インストールされています。
どちらを使うかで、方法が異なります。


------------------------------------
'''A: 新しいバージョンのemacs(ver.23)を使用する場合(推奨):'''

ibusで日本語入力を行う場合、新しいバージョンのemacs (=/usr/bin/emacs) の
使用を{{word 推奨,red}}します。

この場合、
環境変数 LC_ALL を ja_JP.UTF-8に設定した後に、ibusとemacsを(再)起動します。

# bash, sh
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8

# tcsh, csh
setenv  LC_ALL  ja_JP.UTF-8


ibus-daemon -drx
(※ 端末ではibus-daemonを再起動するrオプションが必要ですが、解析サーバーでは不要)

/usr/bin/emacs 
(※ emacs だけでは、デフォルトのver.22が起動してしまうので注意)


ibusで日本語入力を行うには、事前にibus-setupで
インプットメソッドにAnthyを登録しておく必要があります。

また、日本語入力の切換をCtrl+SpaceからShift+Spaceなどに変更するには、
ibus-setup の一般タブの切り替えで設定を変更します。
(ibus-setup → 一般 → 切り替え右の...を選択 → Ctrl+spaceを選択 
→ モディファイアでControlのチェックを外し、Shiftのチェックを入れる
→ 適用をクリック → OK → 閉じるでibus-setupを閉じる)

emacsと入力しただけで、ver.23のemacsを起動するには、
シェルの環境設定ファイル(~/.bashrc, ~/.cshrcなど)のパスの設定で
/usr/bin を$PATHより先に書いておきます。

例: tcsh, cshの場合:
setenv PATH /usr/bin:${PATH}:


環境変数LC_ALLの設定は、シェルの環境設定ファイル(~/.bashrc, ~/.cshrcなど)に
記載しておけば毎回実行する必要がありません。

例: tcsh, cshの場合: 
環境設定ファイル~/.cshrcに
setenv  LC_ALL  ja_JP.UTF-8
を追記しておく。


-----
'''B:デフォルトのemacs: /usr/local/bin/emacs を使用する場合:'''

デフォルトで起動するemacs(ver.22)でibusを利用して日本語入力を行うには、
環境変数 LC_ALL を ja_JP.UTF-8に設定して、ibusを(再)起動します。

# bash, sh
LC_ALL=ja_JP.UTF-8 ibus-daemon -drx

# tcsh,csh
env LC_ALL=ja_JP.UTF-8 ibus-daemon -drx
(※ 端末ではibus-daemonを再起動するrオプションが必要ですが、解析サーバーでは不要)

その後、emacsを起動する際に、LC_ALL を ja_JP.eucJP に設定します。

# bash, sh
LC_ALL=ja_JP.eucJP emacs

# tcsh,csh
env LC_ALL=ja_JP.eucJP emacs

{{word 注意!!!:,red}}
デフォルトのemacsでは、LC_ALL を ja_JP.eucJP に設定して起動しなければ
日本語入力が出来ません。
(LC_ALL=ja_JP.UTF-8 emacsではibusによる日本語入力が不可)

この方法で起動したemacsで日本語入力を行うと、文字コードは{{word EUC,red}}になります。
UTF-8で日本語入力を行うには、

(set-default-coding-systems 'utf-8)
の一行を、~/.emacs または ~/.emacs.d/init.el に追記して

LC_ALL=ja_JP.eucJP emacs   (bash, sh)
または
env LC_ALL=ja_JP.eucJP emacs  (tcsh, csh)
で、emacsを起動します。