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32bitソフトウェアのファイル操作における問題

32bitソフトウェアのファイル操作における問題

[多波長解析システム全体][対話型解析サーバ(kaim* & kaih*)][バッチシステム(kaibm*)][その他]

2018年から稼働を開始した新システム上で以下の問題が判明しています。
2018年7月現在、ファイルシステムの設定修正など、解決に向けた対策を
検討中です。

問題・現象

32bit のバイナリプログラム(コマンド)が含まれている、一部ソフトウェア
において、/lfs*, /wk[m,h]* 領域にあるファイル対して、ファイルオープン
に失敗する場合がある。

具体的には、「/lfs* 領域上にあるファイルに対して、IRAF/STSDAS の
imcalc でファイルを操作(オープン)できない」「/wk* 領域にあるファイル
に対して newstar のコマンドでファイルを操作(オープン)できない」など。

本問題の影響を受けるソフトウェアの例

- JNewstarLinux 全て
- newstar ほぼ全て
- IRAF 2.14.1 ほぼ全て (例外: STSDASの一部)
- IRAF 2.16.1 一部 (STSDAS, TABLES, noao.digiphot.photocal)
- x11iraf 全て
- mpeg_encode
- mpeg_play

原因

32bit バイナリプログラムが 64bit ファイルシステムの inode 番号に
対応できないため。

対処・回避策

/home* 領域 (ユーザホームディレクリ)では、本問題が発生しません。
(/home* 領域は、割り振られるinode番号が32bitの範囲に収まるため)

問題解決まで、本問題が発生するソフトウェアを利用した作業は
/home* 上で行って下さい。

最終更新時間:2018年06月29日 14時08分31秒